ども、うつをです。
PTSDについて思うところがあり、記しておきます。
PTSDとは何か? Wikipedia には次のように書かれています。
心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい)通称PTSD(Post-traumatic stress disorder)とは、心に加えられた衝撃的な傷が元となり、後になって様々なストレス障害を引き起こす疾患のことである。
地下鉄サリン事件の被害者、阪神淡路大震災の被災者の中には、PTSDで辛い思いをされている方々もいると聞きます。同じメンヘラーなので、その辛さの幾許かは理解できるかもしれません。
今朝、テレビを観ていると中越地震で被災された方が登場しました。お元気に見えました。偶々、この方はPTSDにならなかったのかもしれません。或いは、PTSDが完治したのかもしれません。テレビカメラの前では、気丈夫に振舞っていたのかもしれません。
話は飛びます。先の大戦では、文字通り死ぬ思いをされた方が沢山いたことでしょう。PTSDになる要素は充分にあります。しかし、大戦の影響でPTSDになったという人を知りませんし、聞いたこともありません。PTSDという概念が戦争直後の日本にはなかった、1つの要因でしょう。実際にはPTSDの方もいる、そうかもしれません。それでも、戦後の目覚しい経済成長を成し遂げたのは、間違いなく戦争を体験した方々なのです。そのパワーはどこから生まれたのか?
ここからは、私が感じたことです。戦争を体験した方々は、PTSDにならずに済んだのではないでしょうか。みんなで一緒に嘆き、悲しみ、ゆっくりゆっくり立ち直っていった。だから、PTSDにならずに済んだのではないか。中越地震で被災された方も、被災者みんなで充分時間を掛けて嘆き、ゆっくり立ち直ったのではないか。
都市は地方と比べて、ライフサイクルが速いと思います。生活リズムがアップテンポだと思います。
地下鉄サリン事件の被害者、阪神淡路大震災の被災者は、充分に嘆き終えていない。立ち直るのも急かされた。PTSDを発症した要因の1つではないかと思います。
PTSDを発症した方に充分に嘆いて貰う。ゆっくりとした立ち直りにとことん付き合う。カウンセリングに求められている一面だと思いました。
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